アオヤン・ブック

大学生が書く読書の要約、感想。

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part7

 

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

第8章(181~201ページ)を読んだ。

今回はマスクの苦労話が中心だった。

 

スペースXは二度のロケット打ち上げ失敗で、250億円の資産が水の泡になった。同じくマスクが経営するテスラも軌道に乗っていなかった。

プライベートでも妻のジャスティンと離婚。慰謝料として2億近く、3人の子どもの養育費として月800万円近くを17年分毎年払うことになった。

スペースXのロケットが4度目にしてようやく成功したが、次の打ち上げのために資金調達をしなければならなかった。テスラも月に4億円はかかる。

さらにリーマンショックがあり、深刻な経済不況になった。マスクの資産も底をついた。テスラを一度潰して経営権を握ろうとする投資会社が現れたりもした。

 

こんな絶望続きの話だった。

真夜中に悪夢をにうなされたり、体重が激変したりすることも多かったという。資金繰りの問題から四半期に一度は死人のような表情になっていた。家族や友人たちから借金をしてなんとかテスラ、スペースXの二社を維持していた。こんな大きなプレッシャー、ぼくにはとても耐えられそうにない。

 

 

この部分を読んで、いざ自分がピンチになったときに助けてくれるものはなんだと考えさせられた。マスクの場合は、宇宙事業と電気自動車は成功するという確固たるビジョンと、マスクを気遣い様々なサポートをした友人たちだった。

ぼくにはまだ一生貫いていける確固たる信念やビジョンはないけれど、相手が困った時に助け合えるような友人を今から作っていきたいと強く思う。

自分が社会的に失敗しても、キャリアや資産を築けなかったとしても、助けてくれる友人がいる。このことが何よりの財産なんだと、薄汚れた資本主義社会を見て感じる。マスクの伝記を読んで、友人の大切さを学んだ。

 

 

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part6

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

149~180ページまで読んだ。

今回は電気自動車に関わる話。

 

ストラウベルというエンジニアがいる。ストラウベルは、その頃まだ関心が低かったグリーンテクノロジーに興味を持ち、電気自動車の開発を自宅のガレージで行っていた。

 

彼はやがて、電気自動車を製造する会社に入り、自らの技術力を生かし、当時世界最速の記録を叩き出す電気自動車を作ることまでできた。しかし、当時は環境問題などがあまり注目されていなかった。やがて、その会社は倒産し、路頭に迷うことになった。

 

そこで出会ったのが、イーロンマスクだった。マスク自体、子供の頃からエネルギーの問題には強い関心があり、いつか電気自動車の事業をやろうと思っていた。二人は意気投合し、新しい会社を作ることになる。経営の経験やお金を持っているマスクと、世界最速の電気自動車を作る技術力のストラウベルが一緒になり、電気自動車の事業に乗り出すことになる。

 

このときできた会社が「テスラモーターズ」である。今では世界のトヨタと並ぶ時価総額を持つ大企業だ。当時コンピューター技術が発展してきたという追い風もあり、電気自動車事業のスタートはうまくいったものの、自動車技術の関係でオフィスをデトロイトに置いていたがそこでの規制や役人との確執、またマスクの独裁的で一人突っ走る経営により社員との間にもトラブルが起こったり、新技術の電気自動車が思うように進まないことで投資家とも揉めたりと散々なところで、今回の章が終わった。

 

今回読んだところで、面白いと思ったことは一つある。

一つは、頭の中が意識付けがすごく大事だということ。上記の通り、テスラモーターズはマスクが初めからやろうと思ったわけではない。ストラウベルというエンジニアに乗っかる形で始まったのだ。

しかし、そもそもこの話に乗ったマスクが小さい頃からエネルギー問題に関心があったからこそ。関心がなければ、この電気自動車事業に関わるということすらしなかっただろう。

これは誰にでも言えること。今自分が時間をかけてやっていること、関心や興味を持っていることが、将来の行動に非常に大きな影響を与えているのだ。

いつも同じ行動していたり、興味関心を特に深堀りもしなければ、なんのフックもない人間になってしまう。

興味関心を広く持ち、様々なことを勉強したり、いろんな場所に行ってみたりして、見聞を広める。これが、将来の自分の行動を決めると自覚した上で、今を見つめる視線の大事さを今回感じた。

 

 

 

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part5

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

107~148ページまで読んだ。

マスクが30歳の誕生日を迎えた日から話が始まる。

 

 

 2件の会社を起業・売却したマスクは、個人で約300億円程度の資産があった。マスクはもちろん大人しく隠居するはずもなく、今度は宇宙に熱い視線を送っていた。

 宇宙をビジネスとするロケット事業。この当時までに、何社も挑戦したそうだが、ことごとく失敗に終わっていた。しかも、一度の打ち上げに莫大な費用がかかる。ロケット事業は大変リスクの高い事業だった。

 マスクは、早速ロケット事業に取り掛かった。ロケットを作ることは、前例やマニュアルがないので、ほとんどが手探り。とにかく優秀な技術者を雇って、仕事場で12時間作業してその場で10時間寝るようなハードでカオスな働き方をする。

 その甲斐あって、ようやくロケットが完了。行政に打ち上げの許可をとって、いざロケットを発射台へ。そして打ち上げ。

 しかし、発射後25秒で落下。打ち上げは失敗してしまった。それから一年後に再チャレンジで、もう一度ロケット発射するも、この時も空中分解。ロケットが宇宙まで行くことはなかった。

 

 この回で印象的だったのは、マスクの自信のすごさ。

 ロケット発射を2度ども失敗した会社は、資金はほぼなくなっていたのだが、マスクのビジョンは少しも揺るがなかった。むしろ、マスクはより確信が深まるかのように次の作戦を練っていたそう。

 億単位のお金をなくしても、なお自分自身のビジョンを信じられる人が、世界的な事業を展開できるんだと思う。

 最近は、テスラの業績が悪く批判されているニュース見て、僕は少し心配だった。しかし、これもマスクにとっては、成功する前の”ちょっとした落ち目”にしかすぎないんだろうなと思うようになってきた。

 

 

 

 

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part4

<読書四週目>

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

62~106ページまで読んだ。

今回は、大学を出て二つの会社を起業するところまでの話。

 

 

大学を出たマスクは、Zip2という会社を立ち上げた。

世間はちょうどインターネットサービス黎明期で、Zip2はインターネットの地図を提供し、そこにローカルなお店の広告を載せるというサービスをリリースし、見事に買収されるまでに成功し、マスクは約26億円を手にした。

買収で手に入れた大金を元手に、今度はインターネット銀行サービスを作った。当時、インターネットでお金のやり取りをするなんてとんでもないという時代で、銀行業の規制もあった中で、ハッカーに負けないシステムを作り、顧客の信用を得て、インターネット銀行を確立。

インターネットバブルがはじけた不況で、誰もが早く売り抜けてしまおうと思う中、マスクは売り渋りで価格を釣り上げて、会社を買収されることに成功。

マスク個人で約300億円を手に入れた。

 

 

今回読んだところを通して思うことは二つある。

 

一つは、天才は、バランス能力に欠けていること。

マスクは、自分のビジョンのためなら、プログラミング作業をずっとやっていても苦にならないし、リスクを顧みず突き進むことができた。そんな彼の特徴からか、周りと軋轢が生まれることが何度もあり、CEOを降ろされたりもしていた。

自分は組織らしい組織を率いた経験がなかった。

(中略)

 みんなが自分と同じように行動してくれるはずという思い込むからして間違っていた。

 と本人も後で振り返っている。

それでもなんとかやっていけたのは、人当たりのいい弟キンバルやクーリというメンターがいたおかげだ。

ジョブズビル・ゲイツにも相棒がいたように、突出した能力を持つ天才の横には、その欠点を補うような人がいてこそ、社会でうまくいるんだなと思う。

だから、自分のことを天才だと思う人はそういう相棒を見つけた方がいい。

また天才でない人は天才の邪魔はしない、サポートしようと気概でいることが重要だ。

 

もう一つは、ビッグビジネスをやる人の向き不向きについて。

シリコンバレーを中心に、世界的なサービスを作るため、日々奔走してる人がいる。それはそれでいいと思う。

しかし、世間やメディアはあまりにそういった”成功者”に目を向けすぎだ。

マスクは、遊びで登山サイクリングに行ったくらいで、体調がものすごく悪いにも関わらず、「成し遂げられないなら、死ぬしかない」と無理して登る人だ。

ひとことで言えば、クレージーなのである。

ビッグビジネスをやれば、世界に影響を与えることができるかもしれないし、大金や名誉が手に入るかもしれない。

しかし、そういうことに興味のない人も大勢いると思う。

常に楽をして、楽しいことだけをして生きていきたい僕にとっては、このマスクの伝記は、ビックビジネスをやりたいなという憧れよりも、世間の評価を気にせず自分のペースで生きていくことへの励みとして受け取っている。

 

 

 

 

 

 

 

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part3

<読書三週目>

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

 

51~62ページまで読んだ。

今回は、マスクの大学生の頃の話。

 

高校時代までを南アフリカで過ごしたマスク。その後、母の出身国であるカナダに移住した。

そこで小麦農場で働いたり、チェーンソーで丸木を切る仕事をして、お金を貯めた。カナダの生活にも慣れたマスクは、カナダのクイーンズ大学に進学した。

 

マスクの学生時代、一番熱心だったことが新聞を読むことだった。それが普通ではない。

勉強以外は、キンバル(マスクの弟)と新聞を読む時間が多かった。会ってみたい人を探すのが目的だった。新聞で面白そうな人を見つけては、いきなり電話して「ランチをご一緒したい」と申し出るのだ。

 見ず知らずの、新聞に載るような有名人に電話をする。すごい行動力。起業家の片鱗がある。

ここで実際に多くの人に会ったという。

 

そして、学生時代のマスクは、人類の進歩のために必要なのは「インターネット」「クリーン・エネルギー」「宇宙」だと考えるようになった。

子どもの頃から読書や空想の習慣もあってか、マスクは豊富な知識量と想像力、そして持ち前の行動力で、様々なビジネスアイデアに結びつけることで教授陣から高い評価を得ていた。

 

彼の学生時代をみて思ったことは、勉強量と実行力がバランスよく両輪のように回っていたこと。

勉強するだけは机上の空論になりがちだし、かといってむやみやたらに行動しても計画性なく終わってしまう。

勉強量も実行力も、どちらも常人より圧倒的に上回ってるところにマスクの特徴があると思う。

 

さらに彼はプログラマーとしての力もつけ始めていた。

つまりマスクは、起業家としての行動力と、教授顔負けの教養と、世界を変えていく技術力を有していくことになる。

 

だから、今でもマスクの立ち位置は面白い。

テクノロジーを引っ張る会社にいながらグーグルがAIで世界征服をしないか本気で心配するようなテクノフォビア(機械恐怖症)の人。

経営者でありながら、その仕事の半分の時間をプログラマーとして作業したり。

世界的な起業家の中でも異質。

そんなマスクの片鱗が学生生活に現れていたと思う。

 

 

 

 

 

 

 

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part2

<読書二週目>

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

 

今回は29~50ページまで読んだ。

読んだところはちょうどはマスクの幼少期から青年期頃までの話。

 

マスクは、物事の理解が早く、好奇心旺盛で活発的な子どもだった。そして、一日10時間本を読むこともあったほどの本の虫でもあった。

そんなマスク「心ここにあらず」の状態になることが時々あった。話しかけても一切反応しない。親は耳の異常があるのではと病院に連れて行くほど。

この白昼夢の状態の時、マスク当人にとっては至福の時だった。

普通なら視覚情報の処理にしか使われない部分、その部分が思考プロセスに使われてる感じかな。

この白昼夢の時にいろいろなことを想像してたという。

 

彼の幼少期を見て思ったのは、自分だけの世界を持ってること。

大量の知識を有し、行動力もあった。そして優秀であるがゆえに、孤独を感じる。

飛び抜けた功績を残す人たちとの共通点をここに感じた。

 

 

 

 

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む

<読書一週目>

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

 

 

 

まずイーロン・マスクを紹介。

 

イーロン・マスク

南アフリカ共和国出身。宇宙事業の「スペースX」、電気自動車やソーラーパネル事業の「テスラ」と世界的な大企業二つの経営者。また自分で開発を行うほどのエンジニアでもある。

 

 

そんなイーロンマスクの伝記を今回は第一部の28ページまで読んだ。

本書に書いてある中で、面白いマスクの特徴が二つあった。

 

一つは、彼が「テクノフォビア(テクノロジー恐怖)」側の人間であること。

マスクの親友で、Google創業者のラリー・ペイジが、人工知能ロボット軍団を率いて人類を滅亡に追いやるのではないかと「夜眠れないほどに」心配してるそう。

マスクは、エンジニアでありながら、テクノユートピア(テクノロジー楽観主義)な考えは持っていない。テクノロジーの過度な発展は暴走や危険を招くと思っている。

 

もう一つは、彼のライフスタイル。

月曜日にニューヨークでテレビ出演と会社の会議や業務をこなし、火曜日はロサンゼルスにプラベートジェットで移動してスペースXに出社、そしてテスラの工場に顔を出す。その晩にワシントンD.C.に飛び、オバマ大統領と会談。次の水曜日はまたロサンゼルスに戻り、スペースXで数日過ごす。

このようなプライベートジェットで移動しながら多忙な日々を過ごす一方、そのスケジュールの合間を縫って、週に4日は子どもたちと過ごすという。世界的な経営者でエンジニアのマスクは、意外にもライフワークバランスをとっていた。

 

以上が今回、面白かったところ。

宇宙事業、エネルギー事業、自動車事業に大きな影響を与えてるマスク。今後も彼の伝記を読みながら、面白いと思ったところを紹介していきたい。