アオヤン・ブック

大学生が書く読書の要約、感想。

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part8

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を読んでいきます)

今回は最終回。第9から最後までを読み終えた。

結局マスクはどんな人物なのだろうか?

 

前回読んだところでは、度重なるロケット打ち上げ失敗のスペースX、経営の軌道にも乗らず、崖っぷちだったマスク。

しかしその後、ロケット打ち上げに成功し、やがてどこよりもコストパフォーマンスのいい宇宙事業として、有力企業になったスペースX。

またスペースXも、電気自動車「モデルS」を販売開始。”新型すぎる”モデルSは、機能不備が起き、リコールをすることもあったが、今では電気自動車において他の追随を許さず、既存の自動車メーカーを脅かす存在になっている。

 

スペースX、テスラモーターズ。世界に名を轟かせるような企業を二つも作ったイーロン・マスク。彼はやはり「天才」と言われる部類の人ではないかと思う。

子どもの頃からとても頭が良く、兄弟を連れて小さな商売をする行動力もあった。またこれから人類がどうなるべきかというビジョンもあった。自分のビジョンのために、取れるリスクは全部とるのも常人ではない。普通の人はここまでできないはずだ。

 

しかし、手放しにマスクを讃えたいわけではない。彼は知識、行動力、技術力、何より強いビジョンがあるがゆえに、会社では平気で無理難題を押し付けたり、人をクビにしたりする。マスクの会社で働いたら、我慢すべきことがたくさんあるに違いない。そう思える描写がいくつもあった。appleジョブズamazonのベゾスも、同じように社員への配慮より、まずサービスや製品のクオリティを一番にこだわった。そのような社風から多くの人を傷ついたりしただろう。

 

マスクのような天才と呼ばれる起業家や有名人はメディアに出てくる。その人たちの輝かしい功績がよく注目される。しかし、その後ろに多く努力や作業時間がある。

ぼくたちの多くは天才ではない。天才とどう付き合っていくこと考えるべきあdろう。