アオヤン・ブック

大学生が書く読書の要約、感想。

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part7

 

f:id:AOYAN:20180620135309p:plain

イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

第8章(181~201ページ)を読んだ。

今回はマスクの苦労話が中心だった。

 

スペースXは二度のロケット打ち上げ失敗で、250億円の資産が水の泡になった。同じくマスクが経営するテスラも軌道に乗っていなかった。

プライベートでも妻のジャスティンと離婚。慰謝料として2億近く、3人の子どもの養育費として月800万円近くを17年分毎年払うことになった。

スペースXのロケットが4度目にしてようやく成功したが、次の打ち上げのために資金調達をしなければならなかった。テスラも月に4億円はかかる。

さらにリーマンショックがあり、深刻な経済不況になった。マスクの資産も底をついた。テスラを一度潰して経営権を握ろうとする投資会社が現れたりもした。

 

こんな絶望続きの話だった。

真夜中に悪夢をにうなされたり、体重が激変したりすることも多かったという。資金繰りの問題から四半期に一度は死人のような表情になっていた。家族や友人たちから借金をしてなんとかテスラ、スペースXの二社を維持していた。こんな大きなプレッシャー、ぼくにはとても耐えられそうにない。

 

 

この部分を読んで、いざ自分がピンチになったときに助けてくれるものはなんだと考えさせられた。マスクの場合は、宇宙事業と電気自動車は成功するという確固たるビジョンと、マスクを気遣い様々なサポートをした友人たちだった。

ぼくにはまだ一生貫いていける確固たる信念やビジョンはないけれど、相手が困った時に助け合えるような友人を今から作っていきたいと強く思う。

自分が社会的に失敗しても、キャリアや資産を築けなかったとしても、助けてくれる友人がいる。このことが何よりの財産なんだと、薄汚れた資本主義社会を見て感じる。マスクの伝記を読んで、友人の大切さを学んだ。