アオヤン・ブック

大学生が書く読書の要約、感想。

『イーロン・マスク 未来を創る男』を大学生が読む part3

<読書三週目>

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イーロン・マスクの伝記『イーロン・マスク 未来を創る男』を毎週読んでいきます)

 

51~62ページまで読んだ。

今回は、マスクの大学生の頃の話。

 

高校時代までを南アフリカで過ごしたマスク。その後、母の出身国であるカナダに移住した。

そこで小麦農場で働いたり、チェーンソーで丸木を切る仕事をして、お金を貯めた。カナダの生活にも慣れたマスクは、カナダのクイーンズ大学に進学した。

 

マスクの学生時代、一番熱心だったことが新聞を読むことだった。それが普通ではない。

勉強以外は、キンバル(マスクの弟)と新聞を読む時間が多かった。会ってみたい人を探すのが目的だった。新聞で面白そうな人を見つけては、いきなり電話して「ランチをご一緒したい」と申し出るのだ。

 見ず知らずの、新聞に載るような有名人に電話をする。すごい行動力。起業家の片鱗がある。

ここで実際に多くの人に会ったという。

 

そして、学生時代のマスクは、人類の進歩のために必要なのは「インターネット」「クリーン・エネルギー」「宇宙」だと考えるようになった。

子どもの頃から読書や空想の習慣もあってか、マスクは豊富な知識量と想像力、そして持ち前の行動力で、様々なビジネスアイデアに結びつけることで教授陣から高い評価を得ていた。

 

彼の学生時代をみて思ったことは、勉強量と実行力がバランスよく両輪のように回っていたこと。

勉強するだけは机上の空論になりがちだし、かといってむやみやたらに行動しても計画性なく終わってしまう。

勉強量も実行力も、どちらも常人より圧倒的に上回ってるところにマスクの特徴があると思う。

 

さらに彼はプログラマーとしての力もつけ始めていた。

つまりマスクは、起業家としての行動力と、教授顔負けの教養と、世界を変えていく技術力を有していくことになる。

 

だから、今でもマスクの立ち位置は面白い。

テクノロジーを引っ張る会社にいながらグーグルがAIで世界征服をしないか本気で心配するようなテクノフォビア(機械恐怖症)の人。

経営者でありながら、その仕事の半分の時間をプログラマーとして作業したり。

世界的な起業家の中でも異質。

そんなマスクの片鱗が学生生活に現れていたと思う。